« チャレンジスピリットと年齢・・・アキラのこぼれ話 | メイン | 再びミニカー・・・アキラのこぼれ話 »

2010年02月20日

<シェーン カムバーック>・・・アキラのこぼれ話

shane6.jpg

ワイオミングの緑深い山並みに向かって、馬に跨がりゆっくりと去って行く男に小さな男の子が大きな声で語りかける。そして少しの沈黙のあと、「シェーン.....。...カムバーック!....。」とさらに大きな声で叫ぶ。
私の大好きな「シェーン」のラストシーンです。

今回このブログで初めて映画の事を書いてみようと思いますが、その一発目がなぜ「シェーン」だったのか。それは私の考える男の美学がこれに集約されているからなのです。

西部劇の醍醐味は基本的にラストシーンにあると思います。それらの主人公はみんなガンマンでどこか影を背負って生きている流れ者。無口で生き方が不器用で、だけど本当は強くて銃の早撃ちは天下一品。そして事件が治まったあとは一人その場を立ち去って行く。これが西部劇の王道です。そしてそれらの西部劇はアメリカの決して長くはないけれど誇り高き歴史を再確認させ、これからも忘れてはいけない、という事をスクリーンで再現したものなのです。

この「シェーン」もワイオミングの開拓農民達の村へ流れ着いたシェーンが、その農民のひとりジョースカーレットの家にしばらく厄介になる訳ですが、そこで農民達が悪徳牧畜業者のライカー一味の嫌がらせををうけている事を知ります。そしてそのライカー達に農民が一人また一人と殺されていくのを見かねて最後にはシェーンひとりでライカー一味の待ち受ける酒場へ乗り込み、一味全員を撃ち倒し、そして静かにその場を立ち去るという物語です。
img_1.jpg


アランラッド扮するシェーンがスターレットの一人息子のジョーイに接する時のやわらかい態度や語り口と、悪漢一味と戦う時のそのストイックなまでのガンプレイには男なら誰しも、こういう生き方をしてみたい、と思うのではないでしょうか。

1953年パナマウント映画製作でこの年のアカデミー賞撮影賞受賞のこの「シェーン」。私は何度も見ておりますが、その度に大きな感動に包まれ、”男の教科書として正しい”といつも思うのです。ヴィクターヤングの主題曲「遥かなる山の呼び声」の余韻も忘れがたく、とにかくアランラッドが実にいいです。
s-shane%20001.jpg


間違いなく名作です。男なら必ず泣きます。

shane.jpg

投稿者 sweetroad : 2010年02月20日 19:01